ソリューション

クレジット分野-不正利用管理システム

開発事例

クレジット会社向け不正利用管理システム

 クレジットカードの不正利用による被害総額は毎年多額にのぼり、クレジットカード会社にとって、その対策は最も重要な経営課題の一つとなっています。

 現在、各クレジットカード会社は、会員の属性や履歴等から不正利用か否かを判断する一定の「不正抑止ルール」を設けて、カード利用時に加盟店から利用状況の問い合わせを受けることで不正利用を未然に防止しています。より厳しい「不正抑止ルール」が求められる一方で、それにより正当に利用する会員の利便性が損なわれるようでは、クレジットカード会社の売上減少につながってしまいます。また、従来のシステムでは「不正抑止ルール」の登録に時間が掛かるため、相次ぐ不正利用を迅速に防止することが難しくなっていました。

 当社は、これまでの利用履歴情報から不正利用のパターンを分析・抽出し、不正利用を最も効率的に特定できる組み合わせパターンを作り出すシステムを開発しました。当システムは高速シュミレーションにより数分で処理できるため、即時に「不正抑止ルール」に登録することができ、不正利用の未然防止に即時対応が可能で、クレジットカード会社の重要な戦略的システムとなっています。